【真鍋大度】アートと先端技術の融合で「少し先」の未来を見せる

2019/12/29
2019年11月16日、ほのかに光る無数の風船が夕暮れの増上寺(東京都港区)を照らし出した。
風船はLED、スピーカーが内蔵されたオリジナルのデバイスで、GNSS(全球測位衛星システム)を利用して位置情報を基に来場者をトラッキングし、光や音を制御する。
来場者の動きに合わせて光と音が揺れ動き、境内を幻想的な景色で包んだ。
イベントを企画したのは、テクノロジーとアートをかけ合わせた「メディアアート」の分野で独自の作品を発表するクリエイティブ集団ライゾマティクスの真鍋大度氏のチームだ。