【有馬誠】楽天と「バルサ・NBA・イニエスタ」のこれから
2019/12/19
スペインサッカーのFCバルセロナ、NBAのゴールデンステート・ウォリアーズ、そして、東北楽天ゴールデンイーグルス、ヴィッセル神戸など、楽天とスポーツの関わりは深い。
サッカーや野球、バスケットボールだけではない。
2018年には、障害物レース「スパルタンレース」とグローバルパートナー契約を締結。2019年には、男子テニスの国別対抗戦「Davis Cup」とのグローバルパートナー契約を発表するなど、スポーツの範囲はどんどん広がっている。
楽天は、今後スポーツへの取り組みをどうしていくのだろうか。
現在、楽天でスポーツ事業のトップを務めるのは、有馬誠副社長だ。ヤフー(現Zホールディングス)社員第1号・元取締役であり、グーグル日本法人では社長も務めた人物は何を語ったのか。NewsPicks編集部との独占インタビューに応えた。
サッカーや野球、バスケットボールだけではない。
2018年には、障害物レース「スパルタンレース」とグローバルパートナー契約を締結。2019年には、男子テニスの国別対抗戦「Davis Cup」とのグローバルパートナー契約を発表するなど、スポーツの範囲はどんどん広がっている。
楽天は、今後スポーツへの取り組みをどうしていくのだろうか。
現在、楽天でスポーツ事業のトップを務めるのは、有馬誠副社長だ。ヤフー(現Zホールディングス)社員第1号・元取締役であり、グーグル日本法人では社長も務めた人物は何を語ったのか。NewsPicks編集部との独占インタビューに応えた。
「上から攻める」
──FCバルセロナ(バルサ)に4シーズンで256億円、イニエスタ選手獲得に3年で100億円など、巨額のお金をスポーツに使っています。楽天のスポーツ事業も担当する役員として、どのように考えているのでしょうか。
有馬 大きく言うと、今は、お金を使うだけではなく、マネタイズ、つまりお金儲けをしていこうというフェーズに入っています。
スポーツマーケティングからスポーツビジネスへ進化しつつあるというのが今の状況です。
僕が楽天に入ったのは、2017年7月で、当時から三木谷(浩史会長兼社長)はこう言っていました。「楽天は何としてもグローバルな企業になりたい」と。
それも、おもてなしとかチームワーク、謙虚さのような日本独自の特質やカルチャーを生かして、日本発の世界企業を作りたいというのが根っこにあります。
楽天に入って2年半ですが、僕自身も本当にそうしたいという思いを持っています。