ドライバーの労働環境と社会的地位を変える、物流版Uberの正体とは?
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便利な生活を支えている物流業界のお話し。ITは人の仕事を代替する一方、本来評価されるべき人たち(物流業界でいうとドライバーさん)に対する収入面も含めた労働環境の改善ももたらしているんですね。
多重下請け構造は日本の自動車産業などモノづくりの業界、建設土木、IT、そして物流など大企業を頂点として、膨大な中小企業、零細企業で作られています。
そこにフリーランスという個人事業主が、加わって、多重下請け構造が拡大しているとさえ言えます。
自由な働き方、収入アップを期待してフリーランサーになる人々は増え続けるでしょう。そして正社員と非正規社員とは違う個人事業主が日本の労働構造を変えていくようになると思います。
マッチングサービスというプラットフォームのテクノロジーが、日本の多重下請け構造の課題を解決するのと同時に、新たな課題を生み出すことを懸念します。
働き方改革が、同一賃金、同一労働を実現するため、非正規社員の賃金が上がる一方で正社員の収入は手当てなどが削られてくるでしょう。企業は総人件費に抑制の動機が働くのは当然だからです。
またRPAやAIにより、定型業務は消えていくでしょうから、従業員があまり始めるのと同時に優秀でデジタル化による新規事業を開発する人材、AI人材は圧倒的に不足するでしょう。
不合理で高コストな多重下請け構造の問題を解決することは、中抜きが起きるということです。コスト、スピード、利便性は高まるでしょうし、フリーランサーの収入も増えるかもしれませんが、やがて過当競争の時代に成れば、時間に束縛され、怪我をしても病院にも行けなくなる、新たな問題が起きないとは言えません。
マッチングサービスを実現するテクノロジーは素晴らしいと思いますし、終身雇用が崩壊し、副業もしなければ、子供の学費にも困るような、本当に多数の一般の人々が、プラットフォームのホームの奴隷にならないとも限りません。
そんな映画が封切られます。
ケン・ローチ監督家族を想うとき」
https://search.yahoo.co.jp/amp/s/eiga.com/amp/movie/91138/%3Fusqp%3Dmq331AQNKAGYAciCuqiaysTcSQ%253D%253D労働集約型産業など、まだまだ人員がものを言う業界では、旧態然とした労働構造から、『PickGo』のようにフリーランスのマッチングにより、労働者の品質で勝負するような時代になってきていると思います。
人手不足で何かに縛られるよりも、フリーで戦える土壌が広がってきていると思います。
ある意味、組織の中でのポスト争いという職位での評価以外に、現場の実力で勝負できる時代になってきているということでしょう。