次世代電池の「熱戦」を制するのは誰か?
NewsPicks編集部
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注目のコメント
2020年代もリチウムイオン電池から目を外せません。
①全個体電池は社会の何かを変えるか。ピーター・ドラッカー博士は、重要なのは技術そのものではなく、技術によって社会がどう変化するか、が重要だとおっしゃっていたかと思います。全個体によって、さらに小型機器が可能になる、短時間充電が可能になる、それによってウエラブル機器などに非連続が進化が実現すれば、普及していくかと思います。
②現行のリチウムイオン電池が、コモディティ化するのか、そうではないのか。実際、価格競争も厳しいし、実際にNECやソニー、日立などが撤退しました。一方、EV用電池のような厳しい分野では、中国でバッテリー発火事故が相次いてでいるように、決して成熟した分野ではないことが伺われます。
しかも、村田製作所、京セラ、TDKといった電子部品メーカー、トヨタ自動車やテスラなど自動車メーカー、こうした異業種からの参入が相次いでいる点も、コモディティ化の道を辿った液晶や太陽電池とは違う点ですテスラがダークフォースというよりも、テスラはそもそも電池会社です。オーストラリアでも大規模な蓄電池プロジェクトをしていますが、車と何の関係もありません。テスラは、EVの技術を他の電池に転用しているのではなく、イーロンマスクが社員に宣言しているように、テスラは世界一の電池会社を目指しています。車会社が電池を作っているのではなく、電池会社が車を作ってます。そのため、これまでセル以外の開発は全て内製化してきました。そして今年、マクスウェルを買収してすでにセルの開発も始まっています。テスラが電池のリーディングカンパニーになると思います。