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【衝撃】アフリカで「超リープフロッグ」を掴む東大ベンチャー
2019/12/12
「リープフロッグ(跳ぶカエル)」と呼ばれる現象がある。
インフラが整っていないがゆえに、先端のテクノロジーがいち早く広がる現象だ。例えば、中国やインドでは固定電話やPCが大衆まで普及しなかったことで、逆に、スマートフォンのエコシステムがいち早く普及した。中国ではキャッシュレス決済やシェアリングサービスの普及で、日本を凌駕している。
これを超えるのが、実はアフリカだ。
この大陸では、電力網が普及する先に、5G(第5世代通信)が普及する。3Gから4Gをすっ飛ばして5Gに直結しているのだ。しかも、ソーラーエネルギーがあれば、スマホも照明も使える。そんな「スーパー・リープフロッグ」の実現が迫っている。
実は、そんなアフリカの超変革の最前線をリードする日本のスタートアップがある。
東京大学ベンチャーのWASSHAだ。タンザニアでLEDランタンのレンタルサービスを急拡大させており、そのポテンシャルに目をつけたダイキンが、スタートアップ向け投資の第1号として、3億円をつぎ込んだ。
両社は2019年秋から、世界初となるエアコンのサブスクリプションビジネスをタンザニアで始めた。日本とは全く異なるビジネスの最前線がここにはある。WASSHAの秋田智司CEOにインタビューした。
驚異のエアコンサブスク
──今や「猫も杓子もサブスク」と言っていいほど広がっていますが、エアコンのサブスクはどのような需要が見込めるんですか。
すでに1台が据え付け工事も完了して、動いています。
すでにユーザーさんもお金を払ってくれています。年内には予約だけで100件はいくんじゃないかという話ですよ。
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この連載について
ダイキンが無敵の成長を続けている。創業95年目を迎えた老舗企業にもかかわらず、「失われた30年」に、逆に圧倒的な成長を見せ、売上高は約7倍、海外売上高は8割と真のグローバル企業に変貌した。キーマンへの総取材で、日本復権のヒントを探る。