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>ある推計では、海に流入するマイクロプラスチックのうち、タイヤが28%を占めるという。

と記載がありますが、Primary Microplastics in the Oceans, Julien Boucher, Damien Friot, IUCN, 2017年によると、マイクロプラスチック 全体ではなく、一次的マイクロプラスチックのうち、タイヤを発生源とするものは28%であると記載されています。

一次的マイクロプラスチックには、製造工程で添加されているマイクロビーズや、使用などにより断片化したプラスチック製品が含まれています。

一次的・二次的の定義には諸説ありますが、少なくとこの文献によると、レジ袋が摩擦等で断片化するなど、従来用途使用により発生する二次的マイクロプラスチックは含まれていない数字ですので、注意が必要です。

タイヤの摩擦によるマイクロプラスチック発生は、タイヤに樹脂が使われている限りは避けられないことです。
安全性確保の観点から、代替原料を使うのも容易ではないと思われますので、まずは「どのように使用して、どれくらいの頻度で交換すればマイクロプラスチックが発生しにくくなるのか」を研究の上、消費者に周知する方法が取られるのではと予想しています。

なお、タイヤが廃棄される場合、日本ではセメントの中間製品であるクリンカの製造に用られたり、発電燃料として処理され、燃殻は溶融炉や電気炉でスラグ化し路盤材として再資源化されています。

海外(東南アジア)では、タイヤのゴムをカットしてテープ化し、販売するビジネスも流行していました。この方法は、マテリアル利用の観点からは有効と考えられますが、処理工程でもこの後の利用でも相当量のマイクロプラスチックが出そうだと考えたものです。

世界全体でマイクロプラスチック対応していく必要があるため、まずは製造・消費・再商品化・処分のどの段階で発生するのかを定量化する必要があると思われます。