死の恐怖を克服する方法は存在するのか?
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死の恐怖というのは3段階あると思っています。
最初の段階で感じる恐怖は、まだ幼い子どもの頃、死というものの概念を初めて考えた際に感じる恐怖。次の段階のものは、がん、交通事故、戦争、死刑など、死に至るまでの過程で死というか「臨終」というものを具体的に理解していく中で感じるもの。
そして最後の段階のものは、自分自身が高齢になって、寿命が近づいてくると感じるようになるもの。
こうしてみると一生つきまとうものであり、理解しても克服はできないかもしれませんね。自殺する人なんかはどうなんでしょう。
こうしたことは、医学部に在籍していても言葉や図解などで学ぶ機会はほとんどない。せいぜいターミナルケアの中での「お迎え現象」とか、心の中で起きる変化に関する研究に接する機会があるか程度。
哲学なのか宗教なのか、他の手段によって理解して克服できるのかはわかりませんが、どの道最期に「1回だけ」死というものを体験するのですから、その時に初めて真の理解に到達する(または最後まで理解できない)と高をくくっておくしかないかもですね。
もしも「死後の世界」が解明されるようなことがあったら、人は死の恐怖を克服できるかもしれません。