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李嘉誠氏について、最近興味深かったのは、香港でデモが激しさを増しつつあった8月半ば、新聞に全面広告を出したことですね。「黄台之瓜、何堪再摘」と大書してありました。
 唐の則天武后の時、皇太子の李賢が武后の圧政を諫めてつくった詩を念頭に置いたものです。瓜は一度摘むだけであれば、さらに栄えるが、二度摘むと枯れてしまう。なぜ二度も摘もうとするのか、ということですが、香港返還によって富を手に入れた中国政府に、香港を抑圧して富の流入を枯らしてしまうべきではない、と警告したものです。李賢は、この詩を詠んだ後、流刑され、死に追いやられました。
 李嘉誠氏は、香港の急進的な民主派からも批判され、中国共産党からは非常な疑いの目を向けられている人です。ヴェネツィアやフィレンツェのような都市国家は、富の集積地になりえますが、常に綱渡りのような全方位に向けた外交が必要で、傑出した指導者を必要とします。シンガポールがリー・クアンユーを必要としたのと同じことです。香港は、綱渡りの綱の上でバランスを取り続ける舵取りを必要としています。
投資戦略には、投資先選定の一貫性とタイミングが噛み合わないとうまく回りません。
李嘉誠氏は、香港の中小企業支援に向け10億香港ドル(約137億円)の寄付を発表、既に一部は実行されています。知り合いの飲食店経営者にも、既に受け取った方がいます。
李氏の心が香港から離れているとは、僕は思えません。
香港のタイクーンである李嘉誠氏と北京との関係の経緯をまとめた記事。一般教養として一度をお勧めします。