PayPay、スーパーアプリに向け「ミニアプリ」開始。第1弾はDiDi
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C向けサービスの主戦場がパソコン利用主体のWebサイトからスマホアプリに移った当初は、用途を特化したシンプルなサービスを提供することが定石でしたが、ここに来て、また多機能化を志向しつつある状況を興味深く感じます。
一方で、ユーザー数が多けりゃなんでもかんでもプラットフォーム化できるのかというと、事はそんな単純な話ではありません。
どれだけ多くのユーザーに活用されているアプリであっても、メイン用途との親和性が高い「ミニアプリ」の利用が広がることはないでしょう。
またサービスが増えることで、組織内のポリティクスも生じやすくなり、意思決定プロセスも複雑化します。
この辺りがパソコン主戦時代のSNSや、アプリ時代のメッセージングアプリが期待されたほどの成長を遂げられなかったこと、遂げられていないことから学ぶべき教訓でしょう。
日本における「スーパーアプリ」の成否は、いかに親和性の高いカテゴリを特定できるか、迅速な意思決定が可能な組織を設計できるかに大きく左右されるのではないでしょうか。利用者数2000万人を超えるPayPayは
ソフトバンクビジョンファンドの各サービスを
統合したスーパーアプリになるのでしょうか。
(次に組み込まれるのはOYOLIFEですかね)
スーパーアプリはメッセージング、ソーシャルメディア
決済、送金、タクシー配車、飛行機やホテルの予約
Eコマース等のスマホでよく使うサービスを統合したアプリ
PC時代のポータルサイトのスマホアプリ版。
アジアを代表するスーパーアプリの1つ
Go-Jekは配車サービス・配送・支払い・食事
映画のストリーミング・マッサージや掃除等の
サービスの予約が可能。
日本のスーパーアプリ候補としては
PayPayの他にLINEがあります。ソフトバンクグループの提供サービスは全てこのミニアプリに入っていきそうですね。
そうすると、当然ユーザーの利便性は格段に良くなるので、このミニアプリに入りたいSBグループ以外の企業もたくさん出てきて、最強アプリの完成ですね。
そしてその決済の全てをPayPayでする事で、PAY戦争の終わりを迎えるのでしょうか。
ユーザー視点で考えればそれが一番理に叶っています。