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【新証言】iPSと山中教授を知り尽くす科学者、真相を語る

NewsPicks編集部
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    再生医療・幹細胞生物学研究者

    業界人でない方々に、これだけ興味を引く形で世界初のiPS細胞由来細胞のヒトへの移植の話を紹介できている状況に驚いています。

    #1, 2 のデザインがあったからこそ、読者が興味と基礎知識に裏打ちされ、ここで話されている内容も入ってくるという面もあるでしょう。政代先生のインタビューの中には「世界初」である手術の緊張感とそれに対するリスクが改めてひしひしと伝わってきます。足で集めたオリジナルな特集であることは間違いありません。

    iPS細胞ストックに関しては、議論するポイントが存在し、これからも社会の状況や、業界の状況を把握しつつ考えていくことは引き続き必要だと思います。

    一方で、この #3 でもわかるように "「研究」の視点” を考えたときに、この事業でサポートされていなかったら、また、iPS細胞があのタイミングで山中先生により日本で発見されていなかったら実現していなかった再生医療・バイオテクノロジーは政代先生もご自身でおっしゃるように存在します。

    ある治療方法で初めてヒトに試験されることをFIH, ファースト・イン・ヒューマンと呼びます。よく「iPS細胞由来〇〇、世界初!」という内容でFIHの臨床入りしただけで新聞に載るのはどうかと思うといういう意見も聞きますが、「世界初」というのはこういったリスクや、科学的、社会的状況を乗り越えたファーストペンギンです。それが一定のニュース性を持って伝えられるのは私はよく理解できます。ただ同時に、その治療が本当にモノになるかというのは別問題で、それだけで終わらず冷静に追跡して見極めるべき事象です。

    #2では、「こういう成果も京都大学は出してほしかったよ。。。」と細胞ちゃんが嘆いていますが、世界をリードする基礎的な論文、日本から、そしてCiRAからも本当にたくさん出ていますよ。この分野の大きな論文って3〜5年とか当たり前です。それが出始めているところです。2018は日本のiPS細胞のFIHラッシュでした。これらも将来インパクトのある論文として報告されるはずです。

    ガラパゴスは悪い意味ではありません。長期で見ればこの日本の環境、研究としてはiPS細胞はもちろん、ES細胞だってキャッチアップできる可能性は十分にあると思っています。

    優秀な先生方がしのぎを削っています。
    挑戦する必要はあっても、失望する必要は全くありませんよ。


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    ビジョンケア 代表取締役社長

    私はガラパゴスとは思いません。

    今ちょうどヨーロッパの学会に来ていますが、ES細胞のRPE移植を発表した演者に対し「HLAマッチさせるためのバンクはあるのか」と言う質問が飛び「まだです、これから整備したい」というやりとりがあったり、私はいつも「日本は再生医療で進んでいるが」という枕詞の質問を受けます。企業でやっている治験が必ずしも良い治療であるとは限らないことを専門家は知っているからです。
    もうすぐ視細胞移植の臨床研究も申請しますが、今回の学会でも断トツに進んでいます。そして、実際治験申請をしているアカデミアの人たちに日本の再生医療のシステムを説明すると、日本でやりたいと言います。

    ガラパゴスになっていると言う議論は加熱と同じで、先端からはやや遅れた地点での議論だと感じます。
    まだマラソンの20キロ地点なのに、途中の飲料の差し入れもなくすし、もう遅いからやめろと言われるのは残念です。感情論でなくしっかり現実を見て議論して、ここまでうまく来たものを花開かせることが必要です。


  • NewsPicks 編集委員 / 科学ジャーナリスト

    高橋政代先生には私も何度かインタビューしたことがあります。いつも変な忖度をせず率直に語ってくださる方です。
    たとえば、この記事でも出てくるSTAP騒動の際にも、緊迫した状況の中で私たちの取材に応じ、理研の対応の問題点を堂々と実名で批判してくれました。

    今回のインタビューでは、世界初の臨床研究の舞台裏やES細胞についての見解、再生医療研究の今後の見通しまでを幅広く、かつ率直に語っており、歴史の証言として貴重な内容だと思います。

    特に、患者さん自身の細胞から作ったiPS細胞由来の細胞を移植する臨床研究の二例目が中止になった「真相」は初耳でした。
    これまでの理研の公式見解とは異なるので、他の関係者にも発言してほしいところです。

    最も印象深かったのは次の言葉です。

    「我々は十分にもう国から研究費をもらってきました。
    次の研究領域や次世代に回してほしいし、あとは自分で稼がなあかんと思っています。」

    国からの公的研究費の「選択と集中」を受けた分野の中心にいて、こう言いきれる研究者はそうそういないでしょう。


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