【ゼミ】Takram佐々木氏が伝授「D2Cで描くこれからのブランド戦略」

2019/11/21
NewsPicksアカデミアでは、秋学期ゼミで「D2Cのすべて 〜小売×デジタルの未来〜」を開講します。

講師は、デザイン・イノベーション・ファーム「Takram」にて幅広い業種のコンサルティングを務める佐々木康裕氏が務めます。
企業とユーザーのコミュニケーションチャネルがSNSへと移り変わった昨今、メーカーが商品開発から広告宣伝までを内製し、ユーザーへ直接商品を販売する「D2C」のビジネスモデルが急拡大している。
「Warby Parker」「Casper」「Away」など、2010年以降に設立された海外のD2Cスタートアップの中には、1〜3億ドルといった大規模な資金調達を行う企業も登場した。
これらの企業はECのみならず、実店舗を展開して自社製品を販売しているが、必ずしも商品の販売だけを目的にしていない。
なぜなら、D2C企業にとっての実店舗は、顧客に製品を試用してもらうことで、場やブランドとの接点を持ってもらう場だからだ。
ではこうした企業は、いかにして収益を生み出しているのだろうか。
このゼミでは、デザイン・イノベーション・ファーム「Takram」にて幅広い業種のコンサルティングを務める佐々木康裕が、豊富な事例をリストアップしながら、D2Cが示すこれからのビジネスの形を指し示す。
D2Cの知識は、ITやメディア業界、小売や流通業界など、リアル、デジタルを問わず、多くの人にとって未来への羅針盤となるだろう。
佐々木康裕氏からのメッセージ
D2Cはここ1年で急速に知名度が上がってきたコンセプトです。
その反動もあり、一部では「D2Cはバスワード」とも言われていますが、D2Cは一過性の流れではありません。「デジタルを下敷きにした、消費者とブランドの関係の質的変化」のあらわれでもあり、その流れは不可逆的なものです。
D2Cを深く読み解くことで、今後、メーカーやブランドがどのように価値を創っていけばいいのか、についての戦略が浮かび上がってきます。
また、2010年代のD2Cは主役はスタートアップでしたが、これからは「大企業D2C」も大きく進んできます。
アメリカでウォルマートやナイキが大きな成果を上げているように、これからは、大企業がビジネスモデルをD2C型に変革する流れが大きく進んでくるでしょう。
このセッションでは、参加者のみなさんと一緒に未来のメーカーやブランドのあり方を考えていきたいと思います。よろしくお願いします。
佐々木 康裕/Takram ディレクター・ビジネスデザイナー
クリエイティブとビジネスを越境するビジネスデザイナー。デザイン思考のみならず、認知心理学や、システム思考を組み合わせた領域横断的なアプローチを展開。エクスペリエンス起点のクリエイティブ戦略、事業コンセプト立案を得意とする。D2C含むリテール、家電、自動車、食品、医療など幅広い業界でコンサルティングプロジェクトを手がける。ベンチャーキャピタルMiraiseの投資家メンター、グロービス経営大学院の客員講師(デザイン経営)も務める。2019年3月、ビジネス×カルチャーのメディア「Lobsterr」をローンチ。
こんな人に向いています
・D2Cスタートアップを始めようと思っている、または始めている方
・D2C型の新規事業を検討している方
・リテールやブランドの未来について考えたい方
ゼミは12月7日(土)、8日(日)に開講。カリキュラムなど詳細はこちらをご覧ください。
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