安倍首相、通算在職歴代最長に 戦前の桂太郎と並ぶ
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注目のコメント
僕は安倍さんの考えと異なる点が多いが、一般論としては政権が安定することは良いこと。日本は変わるのが早すぎ。7年強で史上最長とは。毎年トップが変わっていては何も進まない。安定が安倍さんの最大の功績だとさえ思う。
図らずも同郷の桂太郎と並んで最長在職なのですね。
桂太郎といえば、通称ニコポン宰相。
政敵やメディアなど彼に厳しい立場を取る人間に対しても、ニコニコ笑ってポンと肩を叩いて人を抱き込む力がある、ということから名付けられた愛称で、命名者は現在の毎日新聞(当時は東京日日新聞)の記者だったそうです。
こうして日英同盟、日露戦争の勝利、日韓併合、不平等条約の改正など私たちが教科書で習う多くのことを成し遂げた政治的には間違いなく名宰相でしたが、当時も、今も世間の人気はあまり高くはなかったようです。
安部首相同様長期政権が嫌われたこともあるでしょうし、その成果の一方、それを上げる為の良くも悪くもあまりに政治家然とした動き方が、嫌われたためだったと思われます。
桂太郎亡き後、日本は政友会、民政党からなる本格的な2大政党政治の時代となりますが、やがて経済政策の失敗がきっかけで破綻し、戦争の時代の扉を開くことになります。
良くも悪くも安定した政権の後の国の舵取りがもっとも大変で、かつ重要です。
私たちはポスト安部の日本をどのような体制と人物に委ね、いかなる政策を期待するのか、そろそろ真剣に考えるべき時期に来ていると思います。