【ブレイディみかこ】日本人が知らない「多様性」の現実

2019/11/20
イギリス在住のライター、ブレイディみかこさんの息子が通うのは、昔は荒れていた元・底辺中学校。低所得者や移民など、社会のあらゆる層の子どもたちが通うその学校では、偏見に基づくいじめや差別も日常的に起きる。
多様性という言葉は、日本ではポジティブなイメージで語られることが多い。しかし、ブレイディさんの息子が学校で日々直面するリアルな「多様性」は、ややこしく、理不尽で、根が深い。
子どもたちはそんな難しい環境をどう乗り越え、成長していくのか。『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(新潮社)を上梓したブレイディさんに聞いた。