「それ、グリーンウォッシュ?」あたかも環境に配慮したかのように見せかけていないか
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注目のコメント
”環境”はいつでもビジネスの餌食になりがち。
昔は全く見向きをされませんでしたが、欧州ではもう待ったなしですね。
私が住むオランダでは毎日この関連のニュースが流れます。政府が企業に本当に規制をかけている。資本主義経済だけではなくエコ経済をどう回せるのかを住民と政府、企業が本気で話し合っています。当然反発やデモもありますが、それも含めて、まっすぐに政策論争ができるオープンな風土は面白いです。SDGs, グリーン, サスティナブル等に対して「っぽい」だけだよねと指摘する言葉として、「●●ウォッシュ」という言い方が出てきているけれども、本当に日本語でそのまま使うとわかりにくいね。
「似非ディージーズ」でいいじゃないか最近、欧州を中心に「見せかけのエコ」に対する嫌悪感が高まっており、そういう「イメージの浄化(ロンダリング)」を「グリーンウォッシュ」と呼んで批判する動きは多々見られます。先日話した欧州の投資関係者の方もグリーンウォッシュという言葉が出ると、鼻にしわを寄せて語気を荒げていました。
確かに、環境を謳えば売れる、ということになると「なんちゃってエコ」や「エセグリーン」がたくさん出てきます。ちゃんと取り組んでいる人がちゃんと評価されるようにならなければいけないわけですが、それは結構難しいわけです。
それにそもそも企業だけではなく、例えばEUが掲げている温暖化目標がいつまでも1990年を基準年としていることも同じじゃないかなぁと思います。1990年当時は、まだ東ドイツなどは共産主義のもと非常に効率の悪い社会でしたから、その当時を基準年にすれば、削減の%は大きく見える。日本は2013年と最近の年を基準にはしてますが、2013年は原発が全部止まってCO2排出量マックスだったからですし。みんな自分の目標が大きく見えるように最大限「お化粧」した出し方するわけです。
どこまでがグリーンウォッシュかというのも難しいなぁと思います。