[フランクフルト 8日 ロイター] - ドイツ自動車大手ダイムラー<DAIGn.DE>は8日、世界の管理職のうち約10%に相当する1100人を削減する。南ドイツ新聞が8日、同社労使協議会が配布したニュースレターを引用して伝えた。

労使協議会のブレヒト委員長はニュースレターで従業員に「協議会は先ごろ、経営陣から人事・財務の状況について通告を受けた。協議は始まっているが、結論はまだ出ていない」と語った。

委員長によると、2030年までは労使協議会として強制的な解雇は排除するが、自主的な早期退職割増金による退職は、両者が合意した場合のみあり得る。

ダイムラーは「われわれは従業員代表と建設的な協議を進めている。憶測にはコメントできない」と述べた。

ダイムラーの新最高経営責任者(CEO)は今月14日に最新の経営戦略を発表する予定で、発表にコスト施策が含まれる可能性がある。