[ベンガルール 9日 ロイター] - 米ニューヨーク州金融サービス局(DFS)は、金融大手ゴールドマン・サックス<GS.N>がIT大手アップル<AAPL.O>と共同開発したクレジットカード「アップルカード」事業に対する調査を行っている。IT起業家がツイッターで、アップルカードの与信限度を決定するアルゴリズムが性差別を行っていると指摘したことに対応した。

ブルームバーグは9日、起業家のデイビット・ハイネマイヤー・ハンソン氏が7日以降投稿した一連のツイートで、アップルカードは自身に対して妻に与えた20倍の利用限度額を設定したと批判したと報じた。

ハンソン氏は夫婦の収入に関する具体的な情報は明らかにしなかったが、妻と合算で所得税申告を行っており、信用スコアは妻のほうが高いと指摘した。

DFSの報道担当者はロイターに対して「ニューヨーク州の法律に違反したかどうか判断し、全ての消費者が性別に関係なく平等に扱われるよう確実にするため調査を行う」と説明。「意図的か否かにかかわらず、女性やその他の保護されたグループを結果的に差別的に扱うアルゴリズムはニューヨーク州の法律に違反する」とコメントした。