スペイン総選挙：社会労働党が第１党維持へ、過半数には届かず－調査

コメント

注目のコメント

• 塩崎 悠輝

  静岡県立大学国際関係学部 准教授

  ・2019年11月11日

  先進国では、選挙をやっても多くの政党に票が分散し、単独過半数を取る政党や連合が無い、という事態が起きています。その結果、少数与党しかできず、総選挙を何度も繰り返し、何も決定できないまま、ということになります。今年2回目の総選挙をしているスペインはその典型です。イスラエルも同様の状態です。英国やドイツ、イタリアも同様の事態に近づきつつあります。おそらく、議会制民主主義の転機が迫っています。
  　第一党の与党社会労働党は議席を減らし、単独過半数には遠く届かず。第二党の国民党は、多少議席を伸ばしています。目立つのは、反移民・反地方自治のVoxが2倍以上の大躍進を達成したことです。キャスティングボートを握る可能性が高いでしょう。
  　スペインが現在抱える最大の問題、カタルーニャ州の大規模な分離独立運動について、Voxは再強硬の立場にあります。今回の選挙でも少数与党しかできない可能性が高く、切迫しているカタルーニャ問題に対処できないでしょう。
• 鳴海 里絵子

  NewsPicks Inc. Brand Design Strategic Planner

  ・2019年11月11日

  スペイン総選挙は、サンチェス首相率いる与党・社会労働党が第１党を維持する見通し。