社員旅行の欠席を伝えたら？ 上司の『怒り』に考えさせられる

コメント

注目のコメント

• 荒川 和久

  独身研究家／コラムニスト

  ・2019年11月08日

  この記事は社員旅行の是非のようなチンケな話をしているのではない。
  女性活躍とか女性の管理職増加とか言う人達がいますが、それが実現した暁には、このB川さんのような女性が増えることを示唆します。
  
  たとえば「弱音を吐いてはいけない」などの「男らしさ規範」に縛られているのは、性別が男だからではありません。男らしさ規範とは社会的立場に紐づくものです。なぜ全世界的に男の方が自殺が多いのか。それは男が弱いからではない。社会的立場の規範によって押しつぶされる機会が（今のところ）男の方が多いからです。
• 鈴木 文彦

  大和総研 主任研究員

  ・2019年11月08日

  リーダーの立場からすれば社員旅行をするなら全員参加を望む。日中、家族より長い時間を過ごす人間関係だから、互いに干渉せず牽制しあう関係でいるのは少々辛い。農村なら職場イコールご近所つきあい。家族関係の外縁にある地域と職域のつながりは同じくらいに重要だろう。
  
  もちろん、社員旅行などウェットな関係を煩わしいという感覚もわかる。共通目的をもって集まった利益集団に友人関係はいらない。であるならフリーランスになるのも手だ。協調性がないことは悪いことではない。擬似家族的な日本の会社文化に合わないだけだ。一方、自分の個性に合わせて集団の文化を変えようとしないことも大事だ。擬似家族的な関係に居心地のよさを感じる人がたまたま多いのであれば折り合いをつけて譲るのも一考。繰り返すけど悪くはない。だからといってその逆が真とはいえないだけだ。思んばかるのも善。