うま味増加「熟成魚」に各社注力 市場開拓へ
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注目のコメント
マーケティング戦略って感じですね。
もともと青魚などの鮮度が命の魚以外は、熟成しています。
我々が「新鮮で美味しい」と思っている魚は、適度な熟成を経たものであることがほとんどです。記事にもマグロはもともと36時間熟成だったと書かれています。
例外は九州です。九州の食文化では、熟成させた旨味よりも新鮮な魚のコリコリ感を楽しむ文化があります。その分旨味が弱いので、だから九州の刺身用醤油は甘いのです。
ということで、昔から魚は基本的に熟成です。
これからたくさん「熟成○○」が登場してくる気がしますが、なんだか違和感があるなあという感じ。マーケティング的には受けると思いますけど。
※追記
あっ、ちなみに私はこの"新"熟成魚は食べたいと思ってますし、味にも興味ありますよ。単純に科学技術の進歩だとも考えているので、否定的ではないです。
ネーミングが背景を知らない人を誤解させるという点、これまで通りの熟成の魚についてもあえて「熟成!」とか言い始めるお店もあるんだろうなあ、というのが懸念ポイントです。三元豚みたいなものでしょうか?元々、ほとんどの豚肉は三元豚=三種類の品種をかけ合わせたものなのに、わざわざそう呼ぶことで、一種のブランドと認知させる、みたいな。
魚も船の上で捌くならいざしらず、普通に出回っている魚は、ある程度熟成しているものです。
気の利いた寿司屋では、その日仕入れた白身魚と、一晩寝かせた白身魚の食べ比べをさせてくれることもあります。
前者のほうは、歯ごたえがありますが味が淡白で、後者のほうは身が柔らかくなりますが味が濃厚になります。
自宅でやっても違いは歴然ですので、お試しあれ。