ファーウェイ、スマホ出荷20%増予想-トランプ政権の禁輸措置効かず
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ファーウェイについては、スマホは重要かつ成長分野であるものの、ネットワークインフラ、法人向けICTサービスの重要性も高く、スマホの動向だけでは、この会社の強さは把握できません。同様のことがSamsungなどにも言えます。コンシューマー機は親しみがあるため、そこで語ってしまいがちですが、全体像のなかでのスマホの位置付けを踏まえた上で考えていきたいもの。
極端な話、去年ベースの数字でみても、スマホがゼロでも単純計算で5-6兆円程度の売上がある。(スマホが他分野に関係していたり、コンシューマーで好印象をもった人が巡り巡って法人ユーザーが他のビジネスを発注する可能性もあるので、あくまで単純にスマホ分野による売上を引いたのみ)ファーウェイ、スマホ出荷20%増予想。米国の制裁にもめげず凄いな。これは中国の官民を挙げた意地でもある。中国政府が5Gを前倒したのもファーウェイ救済の意味が大きい。米国の制裁が効かないことを内外に示す象徴。
#HUAWEI を巡る問題はもう一つのリスクを浮き彫りにしたように思える。
アメリカの主張する中国のセキュリティリスクだけでなく、アメリカ自身にもポリティカルリスクがあるということ。
スマートフォンのほとんどは米国企業のOSとサービス群に依存しており、Androidに関してはOSはオープンソースだが、実質的なサービスはGoogleのGMSへの依存度が高く、今回狙い撃ちされているHUAWEIはAndroid OSを搭載しながらGoogle関連サービス抜きの、ほとんど使い物にならないMate 30シリーズを発売せざるを得なくなった。
ハードウェアの完成度は高く、目玉のカメラは素晴らしいが、Google関連のサービスが全く使えないため、現時点ではグローバルはおろか中国以外では東南アジアの一部でしか販売されない。
アメリカ大統領の一声でこんな事態を招いてしまうこともまたリスクなのではないかと思えてならない。