【体験ルポ】就活サービスで、「運命の会社」に出会えるのか?

2019/11/7
どれだけ大人たちが議論をしても、結局、就活のリアルな現状は学生にしかわからない。
リクナビやマイナビなどの総合ナビサイトしかなかった時代、就職活動は至ってシンプルだった。
しかし現在はたくさんの就活サービスが乱立し、学生たちは応募する企業を選ぶ前に、どのアプリを使うかを考えなければいけない。
またSNSの普及により、情報収集が容易になった一方で、オンライン上でマウンティング合戦が繰り広げられている。学生たちは友人のツイートに一喜一憂しながら、苦しい就活戦線を乗り越えていくのだ。
果たして今の学生は、どんな就活を送っているのか。今年夏に就活を終えたNewsPicksのインターン生が、大人にはわからない実情をレポートする。
(写真:AH86/iStock)
「肉」につられて就活スタート
2017年秋、大学2年生だった私は、東京は渋谷のレストランで牛カルビ定食をほおばっていた。1500円とお高めのランチ。学生にはちょっと手が出せない値段だ。
それでもおいしいお肉にありつけたのは、「ニクリーチ」という就活サービスのおかげだった。
ニクリーチは、大手転職サイトのビズリーチが運営する新卒向けのスカウトサービスだ。サイトに登録してプロフィールを入力しておくと、学生に興味を持った企業の人事から「焼き肉ランチ」の招待が届く。
Facebook広告でニクリーチの存在を知った私は、焼き肉が食べたいという単純な動機から、早速アプリをインストールして大学名や所属サークル、TOEICの点数などを入力。
1週間ほどで2社からメッセージをもらい、そのうちの1社のスカウトを承諾した。
私の就職活動は、ここから始まった。