(ブルームバーグ): 2015年に経営破綻したスカイマークは、10月25日に東京証券取引所に対して上場を申請したと発表した。上場は東証から承認を得られることが前提となっており時期は未定としている。効率化などで経営を建て直したことで再上場を目指す。

同社はライバル航空会社との競争激化や燃料費の高止まりなどで業績が悪化していたところに、エアバスから購入予定だった機体の解約違約金7億ドル(約762億円)の支払い要求があったことで資金繰りが行き詰まり、15年1月に民事再生法を申請。同年3月に上場廃止となっていた。

その後、プライベートエクイティ(PE)ファンドのインテグラル(東京都千代田区)やANAホールディングス(HD)からの出資を得て再建に取り組んだ。現在の株主構成はインテグラルが50.1%、日本政策投資銀行と三井住友銀行が設立した投資事業組合が33.4%、ANAHDが16.5%となっている。

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