文科相、「身の丈受験」発言撤回 英語の民間試験巡り
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この文科相発言は、うっかりミスの「失言」にとどまらない重大な意味をはらんでいます。新たに導入される大学入学共通テストにおける英語の民間試験活用の問題点を、素直にそのまま追認した側面があるからです。
この制度をめぐっては、住んでいる地域や家庭の経済状況によってチャンスそのものに差がついてしまうことへの不安が、以前から指摘されてきました。教育機会の均等を定めた教育基本法の理念に反するなどとして、延期を求める声が高校の校長らや受験生からもあがっています。発言は撤回できても制度への不安を払拭するのは容易でないでしょう。野党は延期法案を提出しており、いま開かれている臨時国会の大きな論点になりそうです。動画で観覧したが、野党やメディアの典型的なミスリードで全体を通して見れば問題のある発言とは思えないけどね。
地方の田舎に住んでる人でも受験に不便しないように対策するって言ってるんだから、何が問題あると?
こんな重箱の隅をつつくのが野党やメディアの仕事なら楽なもんですね。対策するのだから問題ないとの声がありますが・・・
現実的には対策しきれません.民間試験団体には僻地まで団体の責任で開催するキャパシティがないです.現時点で都市部の座席数すら確保できていませんので.僻地分を仮に都市部で開催しても,離島などでは旅程が数日になります.授業進度や学校行事への影響も懸念され,学校教育に支障がでます.
現状の教育システムの中で,受験回数が先天的に決まってしまうことを「身の丈」と表現し,機会の平等を認めない発言は重箱の隅ではありません.予備校と異なり,民間試験はオプションではなく,大学受験の必須要件です.これが居酒屋の発言ではなく,この国の文部行政のトップの認識だとすれば大問題です.
ただし,試験制度についての追及があるべきです.萩生田氏の首で問題を矮小化してはいけません.