ジム・ロジャーズ「移民を恐れる残念な日本人」
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注目のコメント
このシリーズはいつも「日本残念」で終わることが定番のようですが、移民受け入れの結果、欧州がどうなったのか、それを推進してきたメルケル首相が先般自省したというニュースはしっかり見たのか、など基本的な現実を抑えた上で分析をした方がいいのではないかと感じました。
>>ロジャーズ氏は、歴史的に見れば鎖国をした国は貧しくなり、開放した国は豊かになる、と言います。<<
嘘つけ。
正しくは「輸出はするが、輸入には大きく規制をかけた国は豊かになる」「経済力が低い・低迷しているのに、輸入の規制を緩和した国は貧しくなる」でしょう。
日本は長引くデフレで経済力が低迷しているのだから、解放したら益々貧しくなるのは歴史を見れば自明です。
論拠が嘘なのですから、それ以降展開される理屈も誤り。
経団連等の要望に従って「安い労働力」として移民を受け入れれば、当然、国家は不安定するし、貧しくなります。
儲かるのは、安い人件費で企業に高い純利益を叩き出させて、莫大な配当を得る富裕層投資家だけですね。
唐鎌さんが指摘するように、西欧は移民問題でグダグダじゃないですか。そもそもBrexitも移民問題です。日本の年齢別人口構成がビヤ樽型になった以上、毎年学校を卒業して働き始める人は減り続けます。女性と高齢者が働く環境を整えた結果、ここ数年は労働人口が増えましたが、これも早晩限界に達します。足元の労働力の確保を最優先に考えるなら移民の受け入れしかない、ということは理解します。
とはいえ、移民として受け入れた若い外国人、特に「半恒久的に日本に住んでくれる外国人」も、日本の環境に適応すればするほどやがて少子化して行くに違いありません。その時再び我が国が少子高齢化問題に直面することは必定です。
万世一系の天皇を象徴とするほどの歴史と文化を持つ日本人が「日本人のほうが英語などの外国語を学び、歩み寄るべき」、そのために「日本が中国語など外国語を話すような国」になれと言われても、おいそれと変われるものではないですし、日本語を捨てて変わるべきでもないように感じます。非難もあろうことを承知で踏み込めば、日本の中間層を超えて豊かになる外国人が一定限度を超えて目立つ数に達すれば、日本の中間層が抱く不満と不協和音は今の欧米諸国の比ではないように、一定期間外国に暮らしてみて思います。
外国人労働力の受け入れは今の高齢世代を支えるには良いですが、所詮は問題の先送りにしかならない以上、労働人口の減少を敢えて受け入れて、安易に外国人労働者に頼らず、一人当たり所得を抜本的に高める方法を追求すべきじゃないのかな (・・?