100年ぶり? NYマンハッタンに大型デパート開店
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ノードストロームはここ数年、他の百貨店と比べて、色々顧客満足度を高める新たな試みをしている。
その一つがノードストロームローカル。
https://digiday.jp/brands/department-stores-using-services-convince-customers-theyre-still-convenient-places-shop/
抜粋
「ノードストロームでは、ギフト包装や洋服の仕立て、またオンラインで注文した商品の店舗受け取りなど、商品在庫を持たない「ノードストローム・ローカル(Nordstrom Local)」というやや小規模な店舗サービスに注力しはじめている。」
ECと連携したサービスの展開、顧客限定のパーティ、スタイリングサービスなど、苦境に喘いでいるデパートとは全く違ったアプローチをしている。
それだけにこのNYの大型出店は注目したい。
次NYに行ったらぜひ訪れたい。我が家近くのノードストロームでは、1階の駐車場に面した一角を「倉庫」として、「ネットで注文して店でピックアップ」を大々的に推進しています。前は靴やバッグの販売スペースだったところで、駐車場から人がはいって最初に見る部分。普通ならそこが倉庫では「カッコ悪い」と思うのでしょうが、「便宜」という意味では確かに合理的で、アマゾンなどでも問題の「ラストマイル」を解決する方法でもあります。ピックアップに来たついでに、別のものを買う人もいるでしょう。
何度も記事を書いていますが、アメリカの「オンライン・オンリー」のブランドが、逆にリアル店舗に進出する動きも盛んです。アパレルでは特に、試着とスタイリングという属人的サービスは価値があります。これまでのオンライン取引でわかる個人の好みやサイズをデータ化した上で、それを使ってスタイリングする「データ・スタイリスト」がこれから増えそう。
ノードストロームが、こういう「ショールーム化・ハイブリッド化」をマンハッタンでどう展開するか、楽しみです。ちょうど近隣のイベントに参加していたので行ってみました。
守旧的な百貨店に行くよりはここに行きたいと十分思わせる心地良さでした。
場所
・セントラルパークのすぐ南、カーネギーホールの近く
・地下二階、地上5階の大型百貨店
カスタマーエクスペリエンス
・さすがNordstromらしい快適な顧客体験の追求ぶりでした
・細やかな心遣いのある接客、ヘッドセットをつけた店員の効率的な連携、レジの待ち時間を縮めるチームワーク
売場
・全体的に壁の無いオープンスペース。サインも分かりやすいので迷いにくい
・化粧品エリアからアクセスできる2階の一区画はミニ美容サロン。洗髪台のついた椅子が並び、隣にはネイルサロンなど
飲食
・一番の注目点。なんと、どの階の売場にいても、最寄りのスタッフに食べ物やカクテルを注文し、デリバリーしてもらえます(!)
・shoe barというその名の通りバーカウンターが靴売場のど真中にあり、お酒やコーヒーが楽しめます
ブランド特設エリア
・面白かったのはNike+Nordstromコラボの特設エリア。スポーティーな空間かと思いきや、24K Magic+Nordstromコラボかと思うような赤と金の派手な空間。趣味ではないので退散
その他
・あちこちの壁に装飾的なアートがあり、入口はIGスポットになっていました
写真が添付できず残念。