[東京 24日 ロイター] - 東京株式市場では、仮想通貨関連銘柄の一角が軟調。GMOインターネット<9449.T>は一時1%超、SBIホールディングス<8473.T>は一時2%超の下落となっている。ビットコイン<BTC=BTSP>が5カ月ぶりの安値を更新したことが嫌気されているもよう。リミックスポイント<3825.T>も安い。

米フェイスブック<FB.O>のザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)が23日の議会公聴会で、来年半ばに導入を計画する暗号資産(仮想通貨)「リブラ」について実際に機能するか疑念を示したことが仮想通貨全体の重しとなった、との指摘が出ている。

一方、米グーグル<GOOGL.O>が23日、最先端のスーパーコンピューターが1万年かけて解く複雑な計算問題を、量子コンピューターを使って数分間で解くことに成功したと発表したこと[nL3N2783JC]が影響したとの指摘も出ている。23日付日本経済新聞電子版は、量子コンピューターが実現すると、保有ビットコインを守るパスワードにあたる「秘密鍵」を公開情報から解読できてしまう可能性があるとの見方を紹介している。