新着Pick
89Picks
Pick に失敗しました

人気 Picker
撤退からトルコとロシアが組むことを含めて、「シナリオ通り」にみえます。クルドを見捨てた点が今後、どう判断されるのか。
今回のトルコの侵攻劇は、途中のアメリカによる停戦をのぞけばほぼ予想通りの展開となりました。

そこで改めて、シリア問題におけるアメリカの立場を考えてみたいと思います。

まずよくアメリカがクルドを捨てたと言われますが、道義的な問題はさておきアメリカがクルドの独立を支持しないことは2017年のイラク・クルディスタン自治区の独立投票の時から分かっていたことでした。
元々アメリカにおける中東の最大拠点の一つがクルディスタンのアルビルです。
アメリカから見れば、2012年にISがイラクに攻め込んだ時、ISの侵攻からアルビルを守るためこの戦いに介入したに過ぎなかったのです。
しかし戦争権限法に基づいて議会の承認を得るためには、軍事介入の名目が必要でそれを2002年の対テロ決議に求めたことで、テロに対する戦いの延長でIS戦に深入りすることになってしまいました。
そして2014年のコバニの戦いにあたっていきがかり上シリアのクルド人に大きな支援をする流れになったのです。

つまりアメリカにとって本当に大事だったのはイラクのクルディスタンだった訳ですが、それでさえ独立の動きを見せるとバッサリと切り捨てました。
それはアメリカとしてはクルド問題が中東の火薬庫であり、一本間違えば中東全体を大戦争に巻き込みかねないことをよく知っていたからです。

一方アメリカのシリア政策の基本はアサド政権の打倒です。
それはアサド政権を支えるバース党が本質的に反シオニズム、反欧米を唱える思想に支えられているからです。
同様にイラク戦争で、アメリカがイラクのフセイン政権を倒すのにあれほど拘ったのは、当時のイラクがバース党政権だったことも関係しています。

シリア内戦の当初、アメリカやトルコ、および湾岸各国はこの立場から反アサド勢力を支援しました。
それが途中からIS戦に変わった訳ですが、シリアのクルド人は元々アサド政権との仲も悪くない為政権打倒の駒として使えない上に、トルコを刺激しかねない(イラクのクルド人は親トルコなので問題なし)こともあって、最初から対IS戦後切り捨てられる運命だったと言えます。
アサド政権打倒が失敗した以上、アメリカが元々ロシアの同盟国であるシリアに深入りする理由などなく、残酷な話ですがトランプ大統領はビジネスライクにこのシナリオを推し進めただけだったといえるでしょう。
ポイントは3つ。①トランプ大統領に対しては、妥協するよりも、強硬に瀬戸際外交を展開するほうが国益を守れると考える国は、ますます増えると予想されること。②オバマ大統領がシリアの化学兵器使用にレッドラインを引きながらも、何もできなかったことで足元を見られたように、トランプ大統領もトルコに最大限の制裁をかけると脅しながら、結局はトルコに全面的に妥協したことで、中東での存在感は今後は全く発揮できなくなる。③この地域の主役は名実ともにロシアとその仲間たちになる。
トルコ制裁解除についてのトランプさんの言葉を聞くと、トランプさんが米国の対北朝鮮制裁の解除を検討していることがわかる。「米国のプライドを傷つけないのであれば、大規模な軍事衝突を回避できるなら、制裁を解除しながら、その地域の勢力均衡を図りつつ、米国のコミットメントを終わらせたい」ということではないだろうか。
トランプ政権としてはこれ以上深入りすると、トルコだけではなく、シリア・イラン・ロシア連合と対峙するという悪夢の可能性が待っている。切り捨てられたクルド人勢力は気の毒としか言いようがないが、トルコも国内に反アサドの亡命勢力を引き受けてくれているので、米国としてはお茶を濁してさっさと手を引きたいというのが本音だろう。
米軍の撤退は、シリア・トルコ国境地帯におけるロシアの影響力を大きくし過ぎてしまうという批判に対して、トランプ大統領は、アメリカは世界の警察ではないと反論している。ともあれ、シリア東部の石油施設を護るため、150人だけ米兵を残留させるとのことだ。いずれにせよ、世界中で経済制裁を振りかざす姿勢を続けるのは、世界経済の大きな混乱要素だ。
先のイスラム国掃討作戦で1万人以上もの犠牲者を出してまでも戦ってくれたクルド人を見捨てる裏切り行為と言われても仕方ないですね。彼らのおかげで、アメリカ兵の犠牲者は3名にとどまったと言われてますから。

トランプ大統領、どう収拾をつけるんでしょうか。このままだとアメリカの同盟国もアメリカを信用できなくなりますよ。
トランプはクルド人には恨まれるでしょうね。2020年の再選の可能性を強固にするべく、財政の確保や、選挙戦に不利に働く戦争の可能性を排除したい等の思惑はあるでしょうが、中国を軍事的にも封じ込めるべく、戦力を整備しているとも取れる。中東のロシア介入を許す事を懸念する声もあるが、トルコともシリアとも関係を持つロシアはここでの大きな紛争は望まないはず。世界第二の軍事大国でありながら、GDPでは韓国をも下回る。ここへのロシアの介入はロシアにとっても大きな負担となり、目立った動きは出来ないはず。
北朝鮮もそうだけど、トランプ大統領は相手が弱気だとドンドン攻めてくるけど、逆に強気だと最後妥協する。そして平気で今までの味方を裏切る。自分の選挙のことだけを考えてる。信用できる人間ではないということを念頭に戦略を練る必要がある。
強気な者には妥協して、弱い者には恐喝めいた強気で攻める…
そして、クルド人のようなアメリカという国を長く信頼してきた弱い民族は見捨てられる…

これ、完全にジャイアンですよね。

ジャイアンは単細胞だと、最近見透かされているように感じます。