米軍のシリア撤収「撤回を」 共和党上院トップ、決議案提出を表明
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注目のコメント
一見してもっともな意見に見えますが、これは矛盾した発言です。
そもそも撤回も何も連邦議会は、シリアへのアメリカ軍派遣と駐留について承認を与えていません。
現在まで続くシリアへの派兵は、戦争権限法に基づいてアメリカ合衆国大統領の職権として行われており、この派遣が2002年の対テロ武力行使決議に矛盾しないことが法的根拠とされています。
議会が戦争権限法に基づく合衆国大統領の判断を覆し、戦争の継続を求める為には、合衆国憲法第二条に基づいて宣戦布告を行うしかなく非現実的です。
更に言えば、シリア政府はアメリカ軍の駐留を認めたことなど一度としてなく、アメリカ軍はIS戦争のどさくさに紛れて勝手に駐留しているだけです。
今後シリア政府の力が回復してくると、アメリカ軍の駐留の正統性が問われることになります。
要は、本気で考えているわけではなく、よくある議会の意思を表明するための決議案ということでしょう。