韓国、文氏支持率初の40％割れ 前法相辞任で支持層離れか
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文在寅大統領の支持率が40%を割ったからと言って、感情的な理由はともかく、日本が喜ぶ理由にはならないでしょう。
今回、文在寅大統領の支持率が下がった理由が、前法相のスキャンダルであって、対外政策ではないからです。
国民の怒りを買うスキャンダルがあっても、40%前後の支持率を維持していることの方が深刻だと思います。新北朝鮮政策や中国よりの姿勢を支持し、日本に対する理不尽な言動を意に介さない政権を、これだけ多くの韓国国民が支持していることに危機感を覚えます。
たとえ、文在寅政権が終わったとしても、次の大統領にも、同様の政策をとる人物がなる可能性があるということです。
現在の流動化した国際社会において、特に安全保障面で、日韓が信頼できるパートナーでなければ困ります。米国および米国を中心とした同盟ネットワークのプレゼンスが落ち、米国が主導してきた、自由、人権、民主主義、市場経済といった価値観を中心とした秩序が脅かされるかもしれないからです。
日本も韓国も、どのような国際社会の秩序の中で生きていきたいのか、考える必要があるでしょう。文在寅政権は相手にできないかもしれませんが、韓国国内の世論に働きかける必要はあると思います。パブリックディプロマシーや戦略的発信と言われるものが重要だと考える所以です。３０％とも言われる岩盤支持層が付いていている文大統領。無党派支持層の一部が調査の通り離れたとして、反日姿勢を変える可能性があるものか (・・？
保守政権の朴槿恵前大統領も、もともとバリバリの反日でした。支持率低下の原因が不平等感に根差す国内の不満である以上、これで何かが変わるとは思えません。隣の国のこととして、成り行きを静かに見守る（無視する？）しかないような・・・ (^^;ギャラップ調査では下落ですが、リアルメーター調べだと与党支持率ともに約4%上昇。
これまでも各社調査には偏差があり、どうやら設問の仕方が原因のようです。(↓偏差の背景を調べた記事＝ハングル)
http://www.donga.com/news/article/all/20191013/97846930/1
ただ、一方は上がって一方は下がる例は珍しいかも。
