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パリ在住50年。国際派俳優のパイオニアは、いまだ旅の途上  笈田ヨシさんインタビュー<前編>

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  • 朝日新聞社 メディアデザインセンター 部長

    「日本では『年寄のくせに』とか『いい年をして』『年を考えなさい』などとよく言いますね。年齢、身分、それから社会的地位や名刺に書かれた肩書まで、とにかく人をカテゴライズする枠が非常にたくさんある。僕は35歳で日本を離れたので、たぶん年寄というものがどういうふうにあらねばならないのかというのが、よくわかっていないんですよ」。この一言に惹かれました。

    きょう公開の映画『駅までの道をおしえて』の笈田ヨシさん。半世紀前に日本を飛び出して以来、ずっとヨーロッパを拠点に活躍してきた俳優、演出家です。国とは。海外で働くとは。あえて演劇論や俳優論から離れてお話を聞きました。3日連続でロングインタビューをお届けします。


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