「終身雇用難しい」発言の舞台裏 トヨタ社長が焦るワケ 「50代問題」はこう変わった
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◆50代問題を組織と個人の両方で考える
大手企業で広がる「50代問題」とその取り組みについての記事。バブルの頃に採用した50代社員が大量に社内にとどまり、モチベーション低く、生産性を下げている。その一方で労働者人口が減り、現場は困っている。こうなっている背景は日本型経営(終身雇用・年功序列・企業内組合)によるメンバーシップ型の働き方が今の時代とマッチしていないからであり、その是正に取り組む必要があるという論点は確かに納得できる。
その是正の例としてこの記事ではトヨタ自動車での実際の取り組みをかなり詳しく記している。豊田社長の「終身雇用を守っていくのは難しい局面に入ってきた」という発言だけではなく、組合との協議を経て年功序列の賃金体系の変更にも着手している。またトヨタ以外の会社でも業績のいいうちのリストラやリカレント教育推進といった50代社員に関するアクションの事例が並んでいる。産業構造上、さけて通れない問題であるということだろう。
50代社員にとっては急激な外部環境変化に戸惑う人も多いだろう。自分自身のキャリアをこれからどう考えていくべきか。このタイミングでしっかりと見直す必要がある。政府は企業に対して従業員がキャリアを自身でデザインし、考える機会を持つキャリアドック制度の導入を推奨しているが、このタイミングで50代社員にもそうした機会を提供することはお互いにとっていい機会になるかと思う。
外部環境変化は本人や会社の責任ではないが、それに適応していかなければ生き残っていけないというのも事実。大きな変換点であることを受け止めて、 WIN-WINになれるようにアクションしていくべきだと思う。定年を50才にすればいい。
ただし、希望者は全員再雇用。
待遇は評価に応じて再設定。
年収1200万円であっても
低評価なら年収400万円まで逆戻り。
大手企業の総合職50才の多くは
組合から抜けて会社側のはず。
なんの問題もない。