【前野隆司】「モンスター部下」という分類が論外
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この回、参加させて頂きました。前野先生のおっしゃっていることには完全同意、最終的には同じ主張だという前提で言いますが、組織は「上意下達(部下は上司の意に従う)」こそが秩序であり、その「秩序」は共に働くもののエンゲージメントに繋がる。そして、責任者にはこの「秩序」を守る義務と責任がある。あの場でフリップにも書きましたが、ワタシはこう思っています。
ただ、これにおけるもう一つの「前提」はあくまでこれがヒエラルキー「階層型組織」においてであること。最近はホラクラシーやティール組織など、新しい考え方・組織形態も登場しており、ここでは「上意下達」という組織秩序ではないのかもしれません。どちらが適しているかはケースによってさまざまであり、その「成否」はビジネスにおいては「結果」として出る。もう出始めているとも言えるのではないでしょうか。
もっとも、どのような組織であっても、人間関係において敬意と理解、そのために真摯に向き合おうとする「努力」は不可欠。また、ネーミングして一般概念化・決めつけてしまい、そこで「思考停止」してしまうのは確かに良くないですね。そこは、乗っかりがちなワタシもちょっと反省です。
ということで、前野先生と他の出演者の皆様、視聴された皆様、ありがとうございました。上司や部下、年齢の違いを超えて、お互いがお互いをリスペクトして仕事がしたいですね。家族や付き合いの長い友達ですら価値観の違いがあるので、たまたま職場で一緒になっただけの人なんて、合わなくて当然だと思います。
他人に対して、自分と考えが同じであろうという期待を持たずに、違いを当たり前のものと捉え、その上で理解をしていこうという姿勢を持てば、色々なものを乗り越えられるのかなと考えています。何事も、敵と味方、正義と悪、指示者と隷従者、支配者と奴隷などと二項対立で物事を考えるべきではない。
誰かの「常識」は、他の誰かの「非常識」。万人にとって「当たり前」のことなんてない。
みんな今いる立ち位置でどこかで足りてなくても、他の立ち位置では優秀であり、逆もまた然り。
多様な未来への可能性を探り、よりよい未来を作るために、多様な価値観を認め合う組織を、社会を、国家を、世界を作らなければならない。