[6日 ロイター] - ブルームバーグによると、中国は米中通商協議を控え、協議を望むトピックの範囲を大幅に狭めている。
複数の中国当局者はトランプ米大統領が追求する幅広い範囲での通商合意に対して後ろ向きの姿勢を強めていることを示唆しているという。
[6日 ロイター] - ブルームバーグによると、中国は米中通商協議を控え、協議を望むトピックの範囲を大幅に狭めている。
複数の中国当局者はトランプ米大統領が追求する幅広い範囲での通商合意に対して後ろ向きの姿勢を強めていることを示唆しているという。
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米国内の政治情勢が不安定化しているだけに、中国側が米国の足下をみて高めのタマを投げている可能性があり、その意味では交渉の行方に悲観的な印象を与える情報ではあります。
その一方で、米中双方にとって早めに何らかの成果を得ることには大きな意味があるだけに、個人的には、むしろ論点が絞られることも決して悪いことではないように思います。
中国は、貿易摩擦当初は米国に反論できるロジックやデータを充分に持ち合わせていなかったため、交渉の場ではのらりくらりだったようだ。
しかしそれが米国の怒りを買い、高関税報復を招きました。
こうなると、中国は大幅な譲歩しかなくなった。
しかし国有企業補助金や技術と市場の交換、サイバー攻撃など、中国式経済成長の根幹をなす戦略を安易にひっこめるわけにはいかないので、中国は長期持久戦に持ち込む作戦に出た。
これからは、むしろ米国が歩み寄ってくるかもしれない。
米国のあの勇ましさは何だったのか、というぐらいの妥協が成立する可能性すら出てきた。
僕としては、中国がこの”外圧”を利用して新たな構造改革に踏み出してくれることを願うのだが。
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