パナソニックがデータを売る?創業100年の商法を変える社内ベンチャーの挑戦
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注目のコメント
データを売るとか売らないとかという次元の話はまぁいいと思うのですが、ハードウェアとソフトウェアとネットワーク、そして何よりも社外の衆知でのイノベーション力を組み合わせることで価値の作り方や届け方と対価の頂き方を変えることでもっとよい社会ができると信じ実践することだと思います。
これだけソフトウェアが進化しているのに、それを進化させればさせるほどハードウェアを高めるのではなく陳腐化させるのはいかがなものか。これだけ周囲が進化しているのに、進化すればするほど自社を高めるのではなく陳腐化させるのはいかがなものか。「アップグレードからアップデート」、「競争から共創」にを合言葉に、私たちのソフトウェアのイノベーションは全てのハードウェアに人手なしで自動配信してハードウェアを強化し、社外のイノベーションは自社の製品力を高めます。ハードウェアがコンピュータネットワークと人のネットワークによって継続進化することで、どんぐりの背比べではなく指数関数的に私たち生活者の店舗や施設や住宅でのくらしの体験がアップデートされたらいいなと思い描いています。
私たち提供側がコネクテッドとなり、そのネットワーク化された価値提供システムの中で私たちはそのコミュニティに何の貢献ができるのか?それを追求する大共創社会の方がかつての大競争時代に比べ圧倒的に社会生産性が高くエコでサステイナブルだと思います。方向性、そして、実現しているという面で、素晴らしい取り組みと思う。
一方で、類似のプラットフォームも見かけるように思う。
パナソニックがやる意義、パナソニックだから持続性を維持できる、という要素があるのだろうか。
自社の業務においても悩ましい部分。
しかし、以下の部分は本当に共感。同じ日本のメーカーだな。
”特に大変だったのは、「品質の担保」に対する認識のすり合わせです。Vieureka PFのようなソフトウェアをベースとしたビジネスは、最低限の品質を担保して提供したのち、必要な部分をソフトウェアアップデートで対応するのが一般的。
しかし、モノ売りの歴史があるパナソニックは、最初から高い基準をクリアしないと商品やサービスとして世に出すことはできないという考え方なんです。”モノからコトへ、と言われても、具体的なものにするのは、ゼロイチの産みの苦しみがあったはずです。悶々としながらも、かなり長い時間、10年くらいは腹を括って、二枚舌を駆使しながら、地下活動しなければならないでしょう。
危機感から始めたとしても、モチベーションを維持するのは並大抵ではありません。
成果が出なくて、放り投げ出したくなっても、最後までやり切るには、実現したい未来と心中するくらいの夢が必要だとさえ思います。
「少なくとも90パーセントの時間を失敗に費やしていなかったとすると、あなたは高みを目指していないことになる」というアラン・ケイの言葉が浮かびます。
パナソニックとい大企業が、絶えず顧客と接点を持つアップデート企業として、モノではなく、我々がまだ気付いていない新しい体験を提供してくれる企業になってくれればと、ちょっと熱い気持ちになりました。