ワークスアプリケーションズの牧野CEOが退任、取締役も退く予定
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ワークスアプリケーションズは、ベンチャー経営におけるオペレーティングレバレッジ(積極投資と大規模採用)と財務レバレッジ(負債)の活用を行ったものの、当該レバレッジがネガティブに働いた場合のケーススタディーとして、学びが多いと思います。特に、前回世界金融危機を見ていない新興企業の経営者の方々にとっては。
外から見ていると、ワークスはだいたい教科書通りというか、多数の先例と同じように銀行管理下での財務リストラプロセスを進んだように思います。
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2008-2010年くらいの前回金融危機時に見た光景(私の中のケーススタディー)は、下記のようなものでした。
ボロワー(借入人)において金銭消費貸借契約に基づく義務違反や債務不履行が発生した場合は、レンダーはその債権保全の観点から、ボロワー企業に厳しく迫ります:
・まず、銀行の担当者や担当役員が変わり、財務リストラ専門部隊がフロントするようになり、
・「トリガー引くぞ(= 期限の利益を喪失させ一括返済を迫るぞ)」と厳しく借入人に迫り、
・組織・人員のリストラと固定費削減を要請
・アセットや子会社の売却を要請
・CFOの交代を要請
・そして、創業者に退任を要請したり、持株の担保提供を要求誰が何と言おうと私にとっては最大の恩師であり、今わたしのキャリアが充実していて自立できているのは、牧野さん及び彼の作ったワークスアプリケーションズのお陰です。
私はこれからもワークスアプリケーションズのビジョン実現に向けて、微力ながら尽力していきます。2017年2月に公開した、牧野正幸氏の「イノベーターズ・ライフ」(全24話)はこちらからお読みいただけます。
▼ワークス牧野正幸、世界基準の「スピード成長」を求める男
https://newspicks.com/book/507/article/1985463