ソフトバンクG株、自社株買い発表前水準まで下落-WeWork混乱
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注目のコメント
ソフトバンクGの株価下落は、WeWorkショックを”きっかけ”にしている面はあるかもしれませんが、David Hさんのコメントに書かれていることが本質です。
また、WeWorkで顕在化したコーポレートガバナンスの問題については、親子上場による少数株主とのコンフリクトなど、ソフトバンクGも類似の問題を抱えているため、そういったネガティブ要素が改めて警戒されていると思います。今朝の日経CNBCでも、ソフトバンクグループだけで28円くらい日経平均を押し下げていると話題になっていました。
私はWeWorkにはあまり興味がなかったので、特集記事を読んでなるほど…と後追いしている感じですが、ソフトバンクグループについては、日本のマーケットに雰囲気でも実質的にも影響が大きいので気にはなります。
気にはなりますが、ソフトバンクグループの事業は、そもそもこういう事業だったよね?という再認識のレベルではないかと。
ソフトバンクグループの株価を、孫さんは安いと言い、マーケットは今は高いと判断しているだけなのではないないでしょうか?
それで孫さんが、いや、違う❗️と思えば、投資スタンスを見直しするか、はたまた自社株買いをするか?
こうやって、ソフトバンクグループへのマーケットの評価と孫さんとの、ある意味会話がなされて適切な軌道修正がされれば良いと個人的には思います。
ただ、日本の企業には投資しない!というのは、日本人にとってはベースはネガティブ感からスタートですから、そこは常にどうなの?と思うところはあります。ちなみに、下記が孫氏が「安い」という根拠に使っていた、保有株式の価値。
株価は今日4200円ほどだが、金曜時点での保有株の潜在価値は1万0614円となっている。うち、過半を占めるのがアリババ、1/4弱がソフトバンク。そしてビジョンファンドは1700円ほどで15%前後。そこがWeWorkで減少したとしても、全体の比率では僅か。
一方で、テック全体へのエクスポージャーが極めて大きい、と考えると、そこのバリュエーション・マルチプルが崩れると考えると、WeWorkだけの話ではなくなる。
ただ、ソフトバンクGはテック企業に様々投資する中で、Alibabaのように既に十分にフットプリントがある企業もあれば、WeWorkのように上手くいっていないものもある。なので、全部を一様に扱えるわけではなく細かく見て考慮しないと見えない(まぁ考慮しても見えるかという話もあるのだが)。
https://group.softbank/corp/irinfo/stock/stock_value/