1日3時間以上のSNS、若者の精神疾患リスクが約3倍に
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記事中でも注意喚起がなされていますが、このような疫学研究が示すことは、2つの事柄のなんらかの「関連性」であって、「因果関係」ではありません。
言い換えると、この研究は、「1日3時間以上のSNSの利用が精神疾患を導く」ことを示した訳ではなく、「長時間のSNSの利用と精神疾患の間には何らかの関連がありそうだ」ということを示唆しただけです。
例えば、因果関係を前提に議論をしてしまうと、SNSの利用を制限せよ、となるかもしれません。
しかし実際には、精神疾患の素因のある方がより長時間SNSを利用するという逆転の因果関係が成り立っているのかもしれません。その場合、SNS利用を制限する取り組みは、精神疾患を患った患者の現在の「逃げ道」を絶つことになり、むしろ状況を悪化させる取り組みになってしまうかもしれません。
このように、研究結果を正しく解釈しないと、事態を悪化させることにつながる恐れすらあります。
「因果関係」を証明するには、介入研究など、別の手法を用いた研究を追加で行う必要があります。研究結果が何を証明しようとしているのか、そこをまず見極めることが大切です。SNSがメンタルに良いか悪いか、という議論の枠組みが間違いです。
SNSを何のために使っているか?が重要です。
SNSで自己実現に向かっていればメンタルに良いし
承認欲求を満たすためであればメンタルに悪い
その中で自己実現よりも承認欲求を満たすために使っている人が多いからこの2.5〜3倍というデータが出てるに過ぎません。SNSはメンタルがやられるのは事実だと思います。それは慣れることで、多少の免疫はつきますが根本的な解決にはならないです。ただ人と関わればメンタルがやられるリスクが生じるので孤独の大切さが見直されるのではないかと思っています。