ナイフ所持の乗客が通過か 保安検査ミスで大阪・伊丹空港が大混雑
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今朝、羽田から伊丹に移動し、こちらの大混雑に巻き込まれました。
伊丹空港に着陸したものの、空港完全閉鎖で1時間降機出来ず。
出発ロビー内で刃物を持った人がいたとの情報。
これから伊丹空港ご利用の方、保安検査が長蛇の列のようです。
伊丹離発着機の大幅遅延、機材都合による欠航も発生していますのでお気をつけください。
私が搭乗予定だった夜の便も欠航に。。。
はて。。。保安検査については、現在日本においては航空会社の責任において実施されます。ですから、いかに警備会社の不始末とはいえ最終的に保安検査の責任を負うのは航空会社となっています。
2016年に新千歳空港でエアドゥの乗客が保安検査中にすり抜けてしまった事例でも、その後セキュリティエリア内のすべての乗客が検査やり直しとなり大混乱となりましたが、それと似たような事例となります。
航空機に危険物を持ち込んだり、預け手荷物とすることができるかどうかは、IATAにより国際基準が定められ、一般に各社がこの基準に従うことから国による差異はそこまでありません。ところが、凶器と認定されるものの基準については国によって異なり、特に日本はナイフの刃渡りや素材に関係なく、周囲に脅威を与えうる形状をしているなどといった理由でナイフのようなものや、サバイバルナイフの類も一律で持ち込み不可としています。何をもって当該乗客が「これはええねん」と言ったのかは分かりませんが、ダメなものはダメときっぱり告げる必要があったでしょう。
また気になるのは、以前の新千歳の事例でもそうですが、当該乗客を見失ったばかりか結局そのあと再度接触することなくそのまま飛行機に搭乗させ、出発させてしまっていることです。これが素人の乗客であったからよいのですが、プロのテロリストであった場合には容易にテロ行為を行えてしまったことを意味します。
特に全日空においては、過去に羽田空港のセキュリティ上の弱点を突かれ、凶器を持ち込まれてハイジャックされた苦い経験があります(その弱点はすでに改善されています)。何かあったら少なくともその当該乗客からは目を離さない、少なくとも行動はすべて見ておくのがセキュリティエリアにいる社員の最低限の仕事です。そうすれば接触した可能性のある人物だけを再検査するだけですみ、影響をずっと小さくすることができます。また、取り逃がしてから2時間もかかってようやくセキュリティのやり直しを決めているというのにも対応のまずさを感じます。
オリンピックに向けてテロの脅威は必然的に高まってきています。保安検査や警備は、人手不足の折厳しい状況もありますがなんとかテロを未然に防ぐためにも万全にしておきたいところです。まさにこの騒動に巻き込まれ2時間遅れで伊丹空港に。
当初は1時間だったのがずるずると。
前回は羽田→伊丹空港行きでは京急線の踏切脱線事故で
乗れなかったりと恐ろしく運が良いのか、、