自分で「働き方」を選ぶ時代へ。転職のプロ”キャリアアドバイザー”の本音とは
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自身が求職者として、30人以上のキャリアコンサルタントとお話ししてきました。
コンサルタントには大きな1つの原則があります。
すなわち、「自分が紹介した企業に内定を取ってもらう」こと。
それが自分の業績になり、しかも給与アップにつながるから。
それゆえ、彼ら彼女らには本音と建前が常に存在します。
本音「とにかく内定を取ってもらう」
建前「あなたにとって最善の選択になるお手伝いを」
これが、キャリアコンサルタントを100%頼りきれない点です。
(この人は本当に私のためを思って言ってくれてるのか?)
そういう思いがありつつも、信頼せざるを得ない所は、求職者の弱み(構造的な課題)です。
自分で働き方を選びたい。
でも、本音と建前があるコンサルタントに頼るしかない。
だとしたら、自分だけで自由に選ぶことができません。
今後しばらく、この構造的欠陥を変えることは難しいでしょう。
注目のコメント
体系的な知識で自己分析をサポートしたり、マーケットを熟知して狙いどころを示したり、みたいな専門家としての「キャリアアドバイザー」はもちろん必要で有用なのですが、キャリアアドバイスの初期段階は職場の「上司」に担って欲しい。ワタシはそう思います。
やりがいを引き出す、チャレンジ意欲を高める、チームのエンゲージメントを高める責任が「マネジャー」にあるとすると、その過程において、将来キャリアへのアドバイスは避けることができない。働き方についてもです。
内外問わない機会を視野に入れた、真摯なキャリアについての会話が結果的にはチームエンゲージメントやリテンションの向上に繋がるのではないかと考えています。やみくもに引き留めるだけが能じゃないですよね。>資格を持っていなくても、実務経験が10年あったり、立派な成績を出している方もたくさんいるというのが実状です。<
キャリアアドバイザーにとっての立派な成績とは何なのか気になりました。
それにしても厚生労働省も中途半端です。キャリアコンサルタントを名称独占資格にして、「キャリアコンサルタントでない者はキャリアコンサルタント又はこれに紛らわしい名称を用いることができない」ということになってはいるのですが、その結果たくさんのキャリアナニガシが誕生しました。
これ、どうするんですかね?
私は2013年からキャリア関連の仕事を始めて、2019年1月に資格を取りました。資格を取るために学んだ理論は役に立つことが多いです。が、資格を持っていても実務経験のないキャリコンは机上の空論だなと思うことも多いです。働き方のアドバイスを受ける価値。
「転職したいけど、どんな仕事がいいか分からない」、「企業したいけど、どんなビジネスがいいか分からない」、こんな質問は本末転倒。
転職も起業も目的ではなく手段。目的と手段、好きなモノと好きなコト、勘違いをして迷わないようにする。そのためにアドバイスを受けるのはいいですね。
自分の強みや才能を客観的に分析するのは、意外に難しいですから。