米国株159ドル安、農家視察中止で米中合意期待に冷や水
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ダウ-0.58%、S&P-0.48%、NASDAQ-0.79%。
13時過ぎまでプラスだったが、見出しの視察中止でマイナスに。米中貿易摩擦について振り返ると、これまで延期などはありつつ、米国は確実に関税を上げてきた。とはいえ、今回は元々10月頭に交渉があり、10月15日に一旦発動を延期していたり、お互いにシグナリングが多少あって、さすがに今回はという期待値が多少あったなかでの失望だと思う。一方、これまでで十分上がっていて、様々な経済指標に影響も出ている中で、株価は全体の水準としてはどこ吹く風という部分もある…10年債利回りは-0.06ptの1.72%、ドル円も108.0円→107.5円と0.5円ほど円高。日経平均先物は-280円ほど(実質-100円ほど)。
業種別にはヘルスケア+0.60%、公益+0.37%、エネルギー+0.08%の3業種がプラス。マイナスは消費財-1.17%、テック-1.12%、資本財-0.66%など。
個別ではXilinx -6.82%(Huaweiなどへのサプライヤだが、貿易摩擦ではなくCFOが辞任して東芝メモリに転籍することを受けての下落)、Netflix -5.53%などの下落が大きい。米国農業の話を本で読んでいると、ショッキングな事例にでくわす(うんちの沼のような場所で牛を飼っているetc)。
視察すると、かえって中国の輸入意欲が悪化すると判断したんだろう。米国株は主要3指数揃って下落。前日比はダウ▲0.59%、ナスダック▲0.80%、S&P▲0.49%。直近ナスダックの戻りは鈍いものの、ダウとS&Pは高値水準で横ばい。一旦勢いが削がれ目先売り優勢となる局面があっても、現時点で大きく崩れるほどではないかと思います。