[19日 ロイター] - 米国株式市場は連邦準備理事会(FRB)の政策決定が消化される中、横ばいで取引を終えた。マイクロソフト<MSFT.O>が上昇し、アップル<AAPL.O>の下げを補った。

FRBは前日の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを決定したほか、追加緩和の可能性に含みを残した。CMEグループのFEDウオッチによると、金利先物が織り込む10月の0.25%利下げの確率はほぼ五分五分となっている。

スレートストーン・ウエルスのシニア・ポートフォリオ・マネジャー、ロバート・パブリック氏は「FRBが金融緩和姿勢を維持するという市場の考えに変化はない」と述べた。

マイクロソフト<MSFT.Oは1.8%。一時2.8%値上がりし142.37ドルと過去最高値を更新した。時価総額は1兆0900億ドルと、米上場企業として最大となった。

アップル<AAPL.O>は0.8%安。

S&P総合500種指数<.SPX>は最高値まで1%の圏内で推移。投資家は米中通商交渉の行方を一段と楽観視しているという。米中の次官級協議はこの日、ワシントンで始まった。

ただイベントシェアーズの最高投資責任者(CIO)、ベン・フィリップス氏は「やや建設的な動きがあることは間違いないが、主要論点を巡る双方の主張の隔たりは依然として大きく、合意できたとしてもかなり小幅で内容の薄いものにとどまるだろう」と指摘した。

S&P500ヘルスケア株指数<.SPXHC>は0.5%高。民主党のペロシ下院議長が薬価政策に関する提案を行った。

小売大手のターゲット<TGT.N>は0.8%高。50億ドルの自社株買い計画を発表した。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.19対1の比率で上回った。ナスダックは1.26対1で値下がり銘柄数が多かった。米取引所の合算出来高は61億株。直近20営業日の平均は69億株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 27094.79 -52.29 -0.19 27186.05 27272.17 27064.21 <.DJI>

前営業日終値 27147.08

ナスダック総合 8182.88 +5.49 +0.07 8193.59 8237.43 8174.32 <.IXIC>

前営業日終値 8177.39

S&P総合500種 3006.79 +0.06 +0.00 3010.36 3021.99 3003.16 <.SPX>

前営業日終値 3006.73

ダウ輸送株20種 10504.22 -72.12 -0.68 <.DJT>

ダウ公共株15種 859.69 +3.49 +0.41 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 1592.07 -8.88 -0.55 <.SOX>

VIX指数 14.07 +0.12 +0.86 <.VIX>

S&P一般消費財 959.36 -2.14 -0.22 <.SPLRCD>

S&P素材 366.72 +0.55 +0.15 <.SPLRCM>

S&P工業 660.72 -3.29 -0.49 <.SPLRCI>

S&P主要消費財 620.27 -0.02 0.00 <.SPLRCS>

S&P金融 469.98 -1.90 -0.40 <.SPSY>

S&P不動産 243.62 +0.67 +0.28 <.SPLRCR>

S&Pエネルギー 451.89 -1.75 -0.39 <.SPNY>

S&Pヘルスケア 1059.81 +4.97 +0.47 <.SPXHC>

S&P通信サービス 171.45 +0.10 +0.06 <.SPLRCL>

S&P情報技術 1426.30 +3.03 +0.21 <.SPLRCT>

S&P公益事業 322.88 +1.16 +0.36 <.SPLRCU>

NYSE出来高 8.50億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物12月限 ドル建て 21985 + 115 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物12月限 円建て 21955 + 85 大阪比 <0#NIY:>