NetflixやAmazonとどう向き合う? 中村伊知哉教授が「放送法改正」でNHKに期待すること
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注目のコメント
日本のメディアで最大の取材力・製作力と資金があるNHKが常時同時配信でネットに積極的にコンテンツを出していくことは、日本社会全体にとってプラスだと思います。ネット予算ももっと積極的に増やして欲しい。
それと同時に、他メディアや個人とのコラボレーションを強化して、全体の生態系の中で、他のニュースメディアも生きていけるような未来設計が必要です。敬愛する中村伊知哉先生のインタビュー。イギリス放送界の取り組みについては直接、中村先生から伺いました。確かに日本にとってイギリスは参考になると思います。BBCと民放が一緒になって、オンデマンドの「プラットフォーム」をつくり、NetflixとAmazonに対抗する。さらに「クラウド化」して放送の番組もネットのコンテンツもすべてクラウドにあげて、マルチネットワークで、マルチデバイスに配信するシステムをつくり上げる。そして、ネット配信することで、放送局も「データ活用」ができるーーというものです。いいことづくめに見えます。日本は民放のNHKへの警戒心が強く、NHKもそれを気にして恐る恐る動いています。ここは、NHKが一念発起し、放送界全体が生き残れるビジョンを示し、民放のメリットも保障した上で、人もカネも出してイギリスのような共通のプラットフォームをつくる時期かも知れません。早く動かないと放送界全体がネットに呑み込まれてしまうか恐れがあります。