【櫻田謙悟】キャリアプランを立てるのは、やめろ
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注目のコメント
この記事は、「必ずしも山登り型じゃなくても川下り型もある」ということを伝えたいのかな、と思いました。
個人的エピソードで恐縮ですが、
「いいんだよ。川下り型のキャリアと山登り型のキャリアがあるんだから。」とは、前職で、上司との面談で言われた言葉でした。その時、上司から将来の目指すキャリアを問われ、瞬間的に返答に困り答えられなかった私への言葉でした。上司の言う、「川下り型のキャリア」とは、川を目の前の状況に状況に対応しながら下るうちに、やがては大海に出るように、目の前の仕事に懸命に対峙することでいずれは道が開けることを指しており、「山登り型のキャリア」とは、自分の目指すキャリアビジョンを明確に描きそこに向かって1歩1歩近づいていくことを指していました。将来のキャリアビジョンを問われ返答に窮した私に対して、「明確に目指す山の頂上がなかったとしても、それも間違いではない」と話してくれたのです。当時、私は、初めての育児と仕事との両立に精一杯で、日々の生活を工夫しながら、なんとか出産前と同じく成果を上げたいと必死でした。まさに急流の川下り、次々と出てくる小さな滝や岩を避けて良いコース取りをすることに集中していて、遠く高い山の頂を見上げることはしていなかったのです。やがて育児と仕事の両立という川下りをするうちに覚えた岩や急流の避け方とともに自分なりのリズムを持てるようになりました。何事も慣れと工夫、カイゼン。すると1メートル先ぐらいしか見ていなかった状態から、遠くの景色も見る余裕が出てきて、登りたい山、目指したい頂が見えてきました。それは観光産業振興による地域活性というライフワークで、それが今の起業、訪日外国人旅行者向けサービス「WAmazing」につながっています。
▼記事より
若い人たちには、「○○会社に入って、30歳までに××して、40までには海外経験して」みたいな計画を立てるのは、やめろと言っているのです。その通りになりっこないから。
人事部はそんなこと考えていません。純粋に櫻田をどんな人間に育てたいかと考えている、そんな甘い会社はない。いかにうちの会社にとって一番使いやすくするかと考えているんです。
自分でできることと言えば、与えられたチャンスをものにして、次につなげることだけ。そのために大事なのは、当たり前ですが目の前のことに一生懸命取り組むことだと思います。キャリアプランに限らず、あらゆる計画は計画通りに行くのは難しい。ましてや、このテクノロジーが速く進展する社会では。計画を立てることよりも、当初の計画とはズレてきたら柔軟に対応することが重要。
キャリアプランに関していえば、私自身はせいぜい2年後までです。それも大枠のようなものが決まってるだけ。その2年で何があるか分からない。私が考えていたことよりも、自分にとって遥かにチャレンジングで楽しい選択肢が突如現れるかもしれないし。
その際に、そのチャンスを掴めるかは準備次第。
やはり、目の前のことひとつ一つに対して一所懸命が大切でしょうね。
「自分でできることと言えば、与えられたチャンスをものにして、次につなげることだけ。そのために大事なのは、当たり前ですが目の前のことに一生懸命取り組むことだと思います。」キャリアプランを思い描いたところでその通りにいくことなんてほとんどない。
人事はほとんどの社員のキャリアプランなんかに興味はない。あるのは、会社にとっての歯車をどう活かすかかと、極一部のエリート社員の出世についてだけ。大抵の人は前者側だ。
だからキャリアプランを立てるなんて意味ない。それよりも、目の前にある仕事で如何に成果を出すか。先回りして成果を出すかを考えた方がいい。
出世する人は20代でもう出世コースにのっている。それ以外から出世するために必要なのはキャリアプランじゃない。実績だ。そして、実績を残すために必要なのは、運と行動だ。
キャリアプランを立てるよりもまず行動せよ。キャリアが積まれるのは行動の後だ。