[東京 29日 ロイター] - ソニー<6758.T>は29日、オリンパス<7733.T>が行う自社株買いについて、保有するオリンパス普通株全株に相当する約6897万株(発行済み株式の5.03%)を応募すると発表した。両社は2012年に医療・カメラ事業での協業を目的に資本業務提携し、これまで医療事業の合弁会社を設立するなどしてきたが、ソニーは当初の出資目的が達成されたと判断した。業務提携・協力関係は今後も維持するという。

オリンパスの買い付けは、8月30日午前8時45分の東証の自己株立会外買い付けで行う。価格は29日の終値の1165円。

オリンパスは財務基盤の強化などを狙い、2012年にソニーとの資本提携で合意した。ソニーは第三者割当増資で取得したオリンパス株の半分を2015年に売却。今回の応募分は残りの半分に当たる。