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エズラ・ヴォ―ゲル氏は、何が専門、というほど特定の分野で突きつめた研究はしていない人です。しいていえば、20世紀後半の日本と中国が台頭してきた時代に、日本や中国に注目するように旗振り役を続けてきた人です。日本でも、政府の審議会やメディアでは、本当に突きつめた研究者よりは、こういう旗振り役的な発信力のある人の方が出番を求められるのは、よくあることです。
 エズラ・ヴォーゲル氏が最も関心を示してきたのは、しいていえば、日本や中国の教育社会学的な側面です。自身がユダヤ人であるヴォーゲル氏は、日本や中国では、家庭が子供の教育に熱心である、読書にとる時間が非常に長い、といったユダヤ人社会に共通した側面に強い関心と共感を示しました。
 ユダヤ人の三千年の歴史がそうであるように、国家などは繁栄することも滅びることもあります。民族が迫害されることも流浪することもあります。しかし、知識の体系と教育の習慣さえ維持し続ければ、数百年後には立て直せる、ということは確かにありました。そういう視点からいえば、20年や30年がデフレで失われようと、一喜一憂するほどのことではないのでしょう。
ヴォーゲル氏の視点はとてもユニークです。平成の日本は「平和」というイメージを世界に発信した、と。その理由は、明仁上皇の行動。

「国内では全都道府県を2回ずつ、そして海外36カ国を訪れている。これほど各地を行脚した天皇は、かつていなかったはずです。」なるほど。たしかに明仁上皇の笑顔は「平和」のシンボルです。

経済でナンバーワンでなくても、平和度でナンバーワンであればいい。
空間的にも時間的にも、遠いのもほどよく見え、近いものほど粗が目立つ。どの国や地域もそれぞれに良いところもあれば問題もある。氏の観点は大切だと思います。
未だにJapan as No.1とか瞬間風速の栄光語ってるのはバブル期経験日本人だけだけど、所詮あのバブル自体が数十年の成長を前借りしてただけなきがする。不味いのは、いかんせん成功体験が強烈過ぎたため、その時代のシステムを「勝ちパターン」として踏襲し続けてるところ