ECで勝ち抜く新たな切り札に、中国ではライブコマース戦国時代
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中国ではライブコマースがこの3〜4年間でものすごい人気になってきていますが、不思議ながら日本や韓国など別のアジア圏ではライブコマースがそこまで盛り上がっていない気がします。中国では喋りが上手でキャラクターのある人がライブコマース系のインフルエンサーとして大きな結果を出していますが、日本でも人気ユーテューバー ならこれからその役割を果たすかもしれませんね。
ライブの即時性、コミュニケーション性、未編集のリアルさや臨場感などを魅力に思う人々が増えると日本でもライブコマースはこれから主流になる可能性も低くないと思います。中国で社会現象となるほど人気のライブコマース。
中国でライブコマースが爆発的に流行った背景には、実は中国の偽物文化が深く関係していると言われています。
例えば、中国ではタオバオ(アリババのEC)でも、多くのブランド品が偽物で、未だにまともな買い物ができません。
そうした中、ライブコマースでは、KOL(インフルエンサー)がリアルタイムに実物を使用したり質問に答えるため、安心感が違います。また、KOLが商品を購入した背景なども知れることから、ロイヤリティが高まり爆発的に伸びました。
一方、日本ではメルカリがライブコマースから撤退するなど、下火なニュースも続きますが、国内でライブコマースを普及させるには、表現方法の工夫が必要でしょう。
日本では、薬機法・景表法など法規制が多く「このワードはNGです」「台本通りの言い回しでお願いします」みたいに結局なってしまい、ライブコマースの特徴が完全に阻害されます。
Youtuberのような人が日常の動画を流し、画像認識や音声認識等のテクノロジーで勝手に動画内にどんどん商品リンクを貼っていく。みたいなプラットフォームの方が、日本のマーケティングにはハマる気がします。5分間で1万4000本の口紅を売った李佳琦(Austin)や、毎年6月18日に実施される「618」大セールで5億元(約75億円)超という成約額を叩きだした薇婭(viya)など、超有名インフルエンサーによるライブコマースでは販売記録が次々と塗り替えられている。
そのため、ライブ配信業務は今やECサイトの標準装備となりつつあり、アリババ傘下の「タオバオ(淘宝網)」、「京東集団(JD.com)」、「蘇寧易購(Suning.com)」、「蘑菇街(MOGU)」など各社がしのぎを削る状況だ。
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