30年以上なぜ「ハチロク」人気続く? 走り屋漫画で有名になったAE86とは
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AE86
ご存知の通り、某豆腐屋の配達車として有名になった小型FR車だ。
デビューは83年。
同年にカローラ/スプリンター(AE81/82型)は従来のFRレイアウトから、初代ゴルフでお馴染みのエンジン横置きジアゴーサ式前輪駆動を採用、ついでにデザインもゴルフと同様ジョルジェットジウジアーロなオール新設計のFF車体で登場した。
しかも、この代のカローラは海外生産も視野に入れている。
トヨタの社運をかけた全力投球なクルマであった。
そのせいもあるだろう。
標準車でここまで冒険したので、派生車は堅く行きたかったのもあるだろう。
トヨタはカローラレビン/スプリンタートレノ(AE85/86型)を当時生産委託を行なっていた関東自動車工業に開発も含めて全て委託した。
いくら関東自動車が実力を付けていたと言っても、この生産台数のクルマを一から開発するのは不可能だ。開発期間やリソース、技術的な問題含め現実的な解として「先代カローラTE70/71型のシャシーをそのまま使う」とのジャッジとなった。
つまり旧式のお下がり。ホイールベースすら不変である。
ただし、デザインはTE71型とは似ても似つかない、秀逸な出来ではあった。いすゞピアッツァを思わせるウェッジシェイプなデザイン、ステアリングホイール周りの操作系、どれも従来のクルマとは一線を画す。
そんなクルマだ。走りの技術的には見るべきものがない。
4A-GEUも86専用ではない。
当方平成7年(1995年)に免許を取った。某漫画の連載開始年だ。
いくら豆腐屋の配達車が速くても、漫画で騒ぐ連中には「86?ねーよ。アホか。」が当時私の口癖である。
当然だ。
既にS13もR32もA31もC33もソコソコ安く買える時代に、遥かに性能の低いポンコツ86が漫画の影響で高値取引されてる姿を目の当たりにすると、そう言いたくもなるだろう。バカじゃなかろか、と。
ただ、世の中には魔改造86でリアルな高性能車を追撃するツワモノがいるのも確かだ。
実際に乗らせていただいた事もあるが、別物だ。
そんな方々には心から敬意を表する。
〈一部誤記修正しました〉「頭文字D」がAE86を「ハチロク」ブランド化して、次のトヨタ 86登場までの間を繋いだ、そんな気がします。
トヨタ 86の発売から、もう7年が経ちました。ハチロク人気の軸はAE86だと思いますが、この人気を継続していくには、トヨタ 86が果たす役割も大きいのではないでしょうか。
『トヨタ86は「頭文字D」がなければ絶対に生まれていない! | clicccar.com(クリッカー)』
https://clicccar.com/2014/09/17/265100/