サミット「時間の無駄」＝米大統領、周囲に不満漏らす

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注目のコメント

• 小原 凡司

  笹川平和財団 上席研究員

  ・2019年08月26日

  トランプ大統領としては、多国間の枠組みで各国首脳が集まったところで、自らが満足する結果は望むべくもないということなのでしょう。
  ビジネスで物事を考えるトランプ大統領は、効果の得られないG7サミットなどには、参加する意義を見出せないのかもしれません。
  トランプ大統領が求めるのは米国に有利な結果をもたらすディールであり、それは二国間で行われるものなのです。
  心配なのは、しぶしぶ参加するG7サミットで、トランプ大統領が自らの不満のはけ口として皆が驚くような発言をすることです。トランプ大統領を納得させる多国間協議というものがあるとすれば、米国以外の国の首脳がこぞって米国の言いなりになるとういものでしょう。
  各国が受け入れられないのであれば、多国間枠組みのG7サミットであっても、その中で米国との二国間協議においてトランプ大統領を納得させるしか方法はないのかもしれません。