世界一稼ぐ航路 英BAのヒースローとケネディ空港を結ぶ路線
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世界一便数の多い路線や、利用客の多い路線という資料は有名ですが、世界一儲かる路線というのは面白い統計です。
統計期間の違いはありますが、たとえば利用客数でいえば韓国の済州-金浦の路線が年間1300万人で世界一です。しかし今回の儲かる路線(各地域トップ10まで)としてはランクインしていません。
JFK-LHRについては年間300万人弱で利用客数のランキングとしては49位にいます。しかしビジネス需要が多い路線であることや、便数シェアの半分以上をBAが占めていることから、航空会社別の儲かる路線としてはトップに輝いたものと考えられます。
二位にいるMEL-SYDについては実は利用客数でも第二位の路線で、年間900万人の需要があります。日本でいうところの東京-大阪間に近い感覚があり、高速鉄道もないことからビジネス需要を中心とした高収益路線になっているものと考えられます。
三位以下の路線についても、利用客数とは必ずしも一致しない結果で、大変興味深いデータです。
https://www.oag.com/blog/billion-dollar-route-jewels-in-the-network
ところで日本に関連するところでは、アジアの6位にJALの那覇-羽田、8位にやはりJALの福岡-羽田がランクインしています。利用客数では那覇が世界10位、福岡が世界4位の路線ということが効いているように思います。世界3位である新千歳-羽田についてはアジアトップ10にはランクインしませんでした。成田からのLCCが各社こぞって参入していることもあり、高収益路線ではなくなりつつある構図がよくわかります。
今後は737やA320のようなLCCで活躍する小型機が大西洋横断路線にも参入し始めますから、大西洋路線がいつまでもドル箱でいられるわけではありません。