【山口周】教養を「武器」にして、世の中を書き換えよう

2019/8/11

僕はゲリラを応援したい

──山口さんは著書によって「革命家」を増やしたいと考えているそうですね。
山口 僕は、ゲリラを応援しているんです。
第二次大戦時、パリがナチスに占領されたあと、アメリカ軍がレジスタンスを応援するための銃を、飛行機からばらまいたというエピソードがあります。僕がやりたいのはそれなんです。
考えてみれば、千何百円で買える「本」が武器になるというのはすごいことですよ。ぜひ多くの人に使いこなしてもらいたい。
(Bettmann/Getty Images)
──『ニュータイプの時代』には、非常にたくさんの視点が詰め込まれています。言うなれば「武器」の種類が多い。どういった使い方をするのがおすすめですか。
それは、自分が一番ピンときたものや、共感したものを取り入れるということでいいと思います。
ただし、時と場合をわきまえずに取り入れるのではなく、「したたかに行動する」ことが重要です。